今日もせっかくの非番だというのに
俺は今日も部屋に引きこもってる
色気
「なぁ、」
「ん〜?」
「面白いか?」
「楽しいよ」
「・・・そうか」
「恋次は楽しくない?」
そりゃあ・・・何時も一緒にいる時は、自分の髪をいじられちゃあな。
最近は俺と時間を過ごせるとなると、すぐ部屋にひきこもる。
そして、決まって俺の髪を解かせる。
だからといって、髪を自分の思うままに結ぶわけでもない。
ただ、俺が髪を解いている姿を見て楽しむだけ。
今まではの幸せそうな顔を見てれば十分だったけど、
さすがに2週間もそれしかしてないと不満がたまる。
「なぁ、何が楽しいんだ?」
「ん〜。恋次が髪の毛下ろしている姿が好きなの」
好き、だなんて言われるとこっちも嬉しくなるわけで。
だけど、それならわざわざ部屋に閉じこもらなくてもいいじゃねぇかとも思った。
「外で恋次が髪の毛下ろすのを見たくない」
「なんで?」
「・・・格好良い恋次を皆に見せたくない」
頬を膨らませるが愛おしくて思わず抱きしめる。
それをはくすぐったそうに暴れた。
「なんで、俺が髪を下ろすのが好きなんだ?」
「そうだなぁ。なんだか、色気を感じるの。男の色気、てやつ?」
そう言いながら幸せそうに笑うにも色気を感じるんだけどな。
でも、に俺の容姿を褒められたことが嬉しくて。
が俺を独り占めしたい気持ちをもってることが嬉しくて。
まだもう少し、こんな過ごし方も悪くないか、と思う俺がいた。
-back stage(あとがき)-
恋「ベタ惚れだな、俺達。」
管「そうだね、書いてて疲れたよ。」
恋「はぁ?そんな量書いてねーし。」
管「あぁ、でも私も様だったら恋次の髪をいじりた〜い!」
恋「阿呆か。だから、やらせてるんだ。お前は断固ムリ!」
管「ひ、ひどい!私がしたいシチュエーションだから、様にやってもらったのに。」
恋「げぇ!?んな気色悪ぃこと教えなくてもいい!!」
2005.09.05
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