封神計画
「こんな所にいましたか。」
黒点虎の千里眼で目的の人物を発見をしてもらうと、申公豹は彼を追いやってから彼女に近づいた。
彼女は、突如現れた人物に全く動揺しなかった。
「今日は何の用?」
人間界での花畑で花の冠を作っているに彼は一言告げた。
「いよいよ始まるようです。」
「ふーん。」
は相槌をうつだけで、手を止めようとはしない。
「歴史が大きく変わりそうな出来事が始まろうとするのです。」
懸命に興味をひかせようと彼は頑張るが、変化はなかった。
「封神計画というらしいのです。」
「あぁ、そう。」
笑いもせず黙々と冠を作り続けるに嫌気がさしたのか、申公豹は心にも無い事を口にした。
「もしかしたら、私も死ぬかもしれませんよ。」
「申公豹って、そんなに簡単に死ぬとは思わなかったな。」
できた、と花の冠を掲げると申公豹の帽子の上から、冠をかぶせた。
その姿を見て満足したのか、は満開の笑み。
「こういう綺麗なものは、がつけていなさい。」
笑っているのかどうか分かりにくい表情のまま、冠はの頭へのせられた。
はその冠を取り外し、じっと見つめていた。
「死なないよね?」
弱弱しくこぼれでた言葉を申公豹は聞き逃さなかった。
「死ぬはずがないでしょう。私を誰だと思っているんですか?」
「・・・ゴキブリなみのしつこさをもった道化。」
「・・・・・・今の失言は聞かなかったことにしましょう。」
「え、一生懸命考えたのに?」
「・・・・・・・・・。」
はたまに申公豹の想像すらを超えることがある。
彼は彼女の意見を無視し、黒点虎を置いてきた場所へ戻ろうとに背を向けた。
「またちょくちょく遊ぼうね、申公豹。」
「の頼みならば、仕方ありませんね。」
お互いが願うは、相手の行く末が悪くない事―…
-back stage-
管:うわちゃー、意味が分からん作品ができちゃった。
申:貴女、このお題を小説でやろうと考えた時点で間違ってるんじゃないですか。
管:言わんといてー。それは、禁句!
申:そうですか。でも、お題が終わるといいですね。完全版が全て発売される前に。
管:あぅち・・・
2005. 12.02
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