「ん……せんせっ……」


昼休み。
生徒も教師も通ることのない教室の中。


 「晃司、だろう?」

 「……っ……こうじ……」


壁に背をつけたが苦しげに彼の名を呼ぶ。
彼は嬉しそうにその首筋に噛み付いた。


 「学校じゃしないって……言ったのに」

 「君の愁いを帯びた瞳を見れば、誰だって抑えられないよ、この感情は」


するりと、その手はのスカートの下に忍び込む。


 「あっ……ん……」


懸命に声を抑えるが、彼の服を握り締める。
素早く事が終わると、彼はの血で濡れた唇を舐めた。


 「残念だ。君の艶やかな声が聴けないというのは」

 「はっ……だったら、最初から学校でやろうとか思わないでよ」

 「おや。私が本気になれば、そんな可愛いことも言ってられないだろうに」


唇が絡む。
身体が交わろうとする。
そこにコンコン、と扉を叩く音がした。


 『お二人とも。もうすぐ、昼休みが終わりますよ〜』


全てを見通している人物が忠告をしてくれたことで、は教室を出る準備をする。
素っ気無い態度な彼女に、彼は抱きついた。


 「本当に残念だ。続きは今夜……で、いいかな?」

 「……明日も学校あるから、手加減してね」

 「努力はするよ」


それじゃダメなのにと、は思うが、きっとその時になれば抵抗はしないだろう。
彼女からのキスがそれを裏付けた。
先に教室へ戻る自分の後姿を悲しげに見つめているのを知りながら、彼女は出て行く。



 「本当に君が欲しくてたまらないんだ、


教室の中を綺麗にして証拠をなくしてから、彼は授業へと赴いた。



束の間の










- back stage -

管理:普通に年齢制限有りな作品ができてしまって、絶望した……
晃司:それは、私のせいということかな?
管理:あー、それは大きな原因かも。
晃司:ほう。自覚はあるみたいだね、自分にも非があると。
管理:これを書いてしまったことへの反省はしてる。
晃司:で、これしか浮かばなかったから、内容が薄いと。
管理:……すみませんです……

2008.05.11

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