たたかいのあしおと




 「すっごく緊張してきた!」

 「怖いのか。」


妲己が第三の島にいる事を知り、いよいよ最終決戦を迎えようとしている。
ナタクは最初から行くつもりだ。
はどうなのかは、分からない。


 「臆病者に見えるわけ?」


この言葉を口にしたという事は、共に行くことを示していた。


 「震えてる。」

 「これは、武者震いっていうのよ。」


確かに、恐怖があるならば笑ってはいられないだろう。
だが、ナタクは彼女が一緒に行くことを嫌がった。


 「お前は、行くな。」

 「言うと思った。でも、行くからね。」


行っても邪魔になるとでも言うんでしょ。
拗ねた声で呟いたに、ナタクは動じない。


 「私にだって、できることあるかもでしょ?」

 「例えば、どんな事だ。」

 「え?そ、そうね・・・応援するとか。」

 「それは、何処ででもできるだろう。」


急に問われるとは思ってなかったは、抵抗のしようが無かった。


 「行かせてよ。私だって、強い人達に会いたいんだから。」

 「無茶を言うな。」

 「ナタクにそれを言える資格なんて、ないと思います。」


今度はナタクが黙る番だった。
何を言ってもついてくる様子のに、彼は面倒になって諦めた。


 「言っておくが、俺もお前を守れるか分からんからな。」

 「自分の身は自分で守るから、安心して。」


嬉しそうに笑うを見て、ナタクも珍しく笑みを浮かべた。


 「面白い。なら、どっちがより強い奴を倒せるか勝負だ。」



明日に控えて、二人の戦士は早めに休息をとった。







-back stage-
管理:ナタク夢にちゃれんじ。
ナタ:俺の名前ぐらい、漢字変換をしろ。
管理:しようと思ったら、エラーが・・・
ナタ:そんな下手な嘘に俺がひっかかると思ってるのか。
管理:いや、本当に。エラーが出たんだってば。
ナタ:(ガチャっ)死ね。
管理:ぎゃー!

2005.01.21

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