目線を上げれば、目の前には貴方の顔。
ああ、居たんだ。
「なんで気配を消す必要があるの。」
「なんとなくだ。」
「意味分からないわよ、それ。」
新しい書物を手に持った私の前に立ちふさがる。
下を向きながら歩いてたから、ずっと気配を消されたらぶつかってただろう。
「お前こそ、下を向いて歩くのは止めたほうが良い。」
「貴方に言われる筋合いは、無いはずだけど?」
「俺はのことを思って言ってるだけだ。」
睨みつけるような目でこちらを見る。
誰がなんと言おうと、私の事なのだから放っておいて欲しい。
「だったら、ぶつかる直前まで気配を消すのは止めてくれる?」
「これを教訓にが上を向けるようになれば良いかと思ったんだ。」
「そこまで私を心配してくれて、ありがとう。でも、結構よ。」
ご希望通り、顔を上げて微笑みかけてその場を離れた。
だけどそれは、腕を引っ張られて遮られる。
「まだ、居たんだ。」
「ちょっと訂正をしておこうと思って。」
こちらを見ようともしない目はどこを向いてるのか。
口ごもりながら、貴方は喋った。
「やっぱ、一人の時は下向いてろ。」
「言われなくてもするわよ。一人でない時もね。」
「・・・せめて、俺と二人きりの時は顔を上げてくれないか?」
「それをする意味が無い。」
何を言いたいのかも分からない。
すると、頬を赤く染めて呟いた。
「綺麗なを独り占めしたいんだ。」
今度は貴方が微笑む番だった。
-back stage-
サスケ:おい。これは、明らかに俺のキャラじゃない。
管理人:ですよねぇ。あ、あれ?サスケってどんなキャラだった?
サスケ:分からないんだったら、書くな。
管理人:うぅ・・・漫画欲しい。てか成長した皆を見たい!
サスケ:テレビに出てくるまで、待つしかないな。
管理人:うわーん!
2005.09.15
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