go to a festival with Kenpati

「お祭りだ、お祭り!」

「おい、こら、暴れるんじゃねぇ」

「何よ。こういう時ぐらい、楽しんでも良いでしょ?」

「お前、今の状況分かって言ってんのか?」

「分かってますよ、剣八に抱えられて歩いてもらってるのは」

「だったら、黙って行きたい所を言うだけで十分だろ」

「じゃあ、あそこのりんご飴買って」

「ぁあ゛?甘ったるい物、買いたくねぇな」

「買ってくれたって、いいじゃない!人が足を怪我して動けないんだから」

「それが、そもそも可笑しいだろ。祭りごときで浮かれて怪我するなんてな」

「ごときじゃないわよ!私にとっては、お祭りは生きがいなの!」

「ああ、そうだったな、悪かった」

「鬱陶しそうに言わないでよ」

「俺にここまでさせてんだ。それ以上、文句は無ぇだろ?」

「・・・うん」

この人、背が高いから二人して目立つと思うけどさ


go to a festival with Momo

「うわぁ、人がいっぱい居るね」

「そうだな。はぐれないように手、繋いでおくか」

「うん!・・・あ、金魚すくいがあるよ」

「金魚すくいか。だったら、勝負しようぜ?」

「どっちが多く金魚を取れるかだね。よおし、がんばるぞ!」

「じゃ、勝負開始」

「ああ!ずるいよ、先に始めるなんて!」

「するな、なんて言ってなかっただろ?」

「う〜。今から追いついてやる!・・・あ」

「一発目から、破けたな」

「こ、こうなったら、そっちも破けるように祈ってるもん」

「『祈る』じゃなくて『呪う』の間違いだろ」

「破けろ〜破けろ〜」

「いや、俺はすでに一匹釣ってるから勝ってるんだけど」

「・・・・・・次は、負けないから」

「じゃあ、先へ進みに行くか」

桃を書くと、どうしても可愛い話になっちゃうな


go to a festival with Yuki Nagato

「長門・・・祭りの時は、せめて私服で来いよ」

「・・・」

「制服かぁ。ま、お前らしいから、いっか」

「・・・浴衣の方が良かった?」

「そんな姿も見てみたいとは思ったけど」

「なら、今情報の変更を」

「や、やっぱ、そのままでいいわ。ここで急に服が変わっても困るし」

「そう」

「お。的当てがあるな。一緒にやらないか?」

「・・・」

「俺は、上のやつを狙ってみるよ・・・ちっ、外した」

「・・・落とした」

「え?ああ、すげぇな。俺の狙い損ねたやつを当てたのか」

「次は、どれ」

「・・・まさか、俺のために当ててくれてるのか?」

「どれ」

「そうだなぁ。じゃあ、今度は左下のを頼むわ」

「そう」

長門は、ちゃんと計算して的に当ててるんだろうね











いまのところ、ここまでです。
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