新年の挨拶
―ぶりぃち編―
「おい。もう約束の時間だというのに、何だ?この集まりの悪さは」
(ら、乱菊さん。日番谷くん、機嫌悪いみたいですけど、大丈夫ですか?)
「心配しなくても大丈夫よ、織姫。隊長はね、早く司会がしたくてしょうがないだけだから」
「聞こえてるぞ、松本。それと、やりたくてこの仕事を引き受けたわけじゃねぇ」
「わりぃ、わりぃ。遅れちまって・・・て、何だ。まだほとんど来てねぇのか」
「遅いぞ、一護。今まで何をやっていた?」
「あ、こんにちは、黒崎くん」
「おう、ルキアに井上か。他はどうしたんだ?」
「石田と茶度は、来れないらしい」
「たつきちゃん達は、死神の人達を知らないから呼びようもなくて」
「あら、遅かったわねえ、一護。他の死神に比べたら、早いほうだけど」
「白哉が来ないのは分かるけど、恋次とかも来てないのか?」
「俺達は忙しい身だ。本来なら、ここに来る事も難しいんだぞ」
「て、ことは死神は冬獅郎と乱菊さんだけか。今回は、やけに少ないな」
「『日番谷隊長』だ」
「貴様、私も死神だぞ!」
「あ?そういや、ルキアも死神だったな」
「黒崎くん、忘れてたの?」
「そんな話は、どうでもいい。とにかく、挨拶するぞ、挨拶」
(やっぱり、隊長ってば、張り切ってるじゃないですか、司会を)
「何か言ったか、松本?」
「いーえ、何も。ほら、隊長。挨拶をするんでしょ、早くやりましょうよ」
「ったく・・・新年明けましておめでとうございます」
「おめでとうございまーす!」
「五月蝿い、松本。今年もどうぞ俺達の応援を宜しくお願い致します」
「余裕があれば、ついでに管理人もな」
「黒崎、黙ってろ。本来ならば、総出で挨拶するべきところを」
「なんかお腹空いてきたわねぇ。何か無いの?」
「あ、お雑煮が置いてありますよ。食べますか?」
「良い考えだな、それは。ここにお椀があるぞ」
「すげぇな、餅も入ってる」
「・・・お前等、ちゃんと挨拶する気無いだろ」
「何やってんだ、冬獅郎?早くしないと無くなるぞ」
「そうですよ、隊長。私が食べちゃいますよ?」
「『日番谷隊長』だと何度言ったら、分かる。松本、ちゃんと俺の分も残しておけ!
「やっほー、遅れてごめんね!・・・て、あれ?」
「何だ。一護は帰ったのか?」
「剣ちゃんも招待されてたのに、皆待ってくれなかったのかな?」
「テメェの道案内のせいで、ここに来るのが遅くなったからだろうが」
「誰もいないんじゃ、帰ろっか、剣ちゃん」
「チッ。管理人め、呼ぶだけ呼んどいて、この仕打ちかよ」
新年の挨拶
―コードギアス編―
「A HAPPY
NEW
YEAR!
他のジャンルを跳ね除けて登場した、アッシュフォード学園の生徒会で〜す」
「あの、ニーナさんがいないみたいですけど・・・」
「あー・・・まぁ、あいつは居ても喋らねぇだろうし、気にしなくっていいって」
「そうそう、今居ない人の話をしても仕方ないでしょう」
「え、でも、彼女も生徒会の一員ですし」
「引き下がった方が良いぞ、スザク。会長は自分の思うように進まなければ不快になる人だ」
「そうだよ、不機嫌になった会長が、どんな仕打ちするか分かったもんじゃないんだから」
「う、うん?」
「あーら、言ってくれるわね、シャーリー。貴女には、是非この企画に参加して欲しいところなんだけど?」
「今度は何ですか、会長」
「そんな怖がらなくても大丈夫よ。カレンと一緒にやってもらうんだけどね、」
「わ、私も・・・ですか?」
「そう!ジャジャーン!イレブンの文化である『着物』というものを用意しましたー♪」
「『キモノ』?なんか、普通っぽいな、やる事は」
「ふふふ。甘いわよ、リヴァル。二人には、これを着てもらうでしょ?その後が楽しいのよ!」
「・・・会長、まさかアレを・・・」
「さすが、副会長。よく知ってるわねぇ、アレを」
「ルルーシュも分かるのか?何なんだよ、アレって」
「僕も全然分からないや」
「『よいではないか、よいではないか』と言いながら、『キモノ』の帯を外すんだ」
「えーと。それってつまり、帯を引っ張られて、くるくる回れと?」
「そうよ、カレン!それが、『着物』の文化なんですって」
(誰に教わったんだろう、そんな事)
「良かったぁ、それだけの事で。なら、これを今服の上に着れば良いんですよね?」
「あ、待って、シャーリー。ちゃんと服を着替えてからやるのよ」
「・・・・・・へ?」
「う ふ ふ。よいではないか、よいではないか♪」
「ぜ、絶対に嫌―――――!!!」
「ねえ、ルルーシュ」
「なんだ、スザク」
「生徒会って、どうしてもこの調子なわけ?」
「・・・・・・いずれ、慣れるさ」
新年の挨拶
―アビス編―
「新年明けまして、おめでとうございます。司会は私、ガイ・セシルです」
「何で、アンタなわけ?他は六神将だっていうのに」
「管理人の好みの問題だろう。そこらへんを突っ込んでも、仕方ない」
「初っ端からシンクは文句、リグレットは仕事を真っ向するだけか」
「六神将には、私がいるのですよ!?だのに、何故この男が司会をするのです!」
「当たり前だが、何時でも煩いディストもいるのか」
「何ですか、その態度は!ムカつきますね、司会の座を私に譲りなさい!」
「別に構わないが・・・そんな事をしたら管理人が」
「ふっ。何故、私があんな奴を怖がらなくてはならないのですか。
それでは、ここからは私、薔薇のディストが仕切らせて頂きます!」
「やれやれ。どうして、こういう仕事を私に回してくるのでしょうね、管理人は」
「ジェイドの旦那?!何で、ここに。ていうか、何時の間に?」
「最初からずっといましたよ。何処かの馬鹿が勝手な行動をとれば、撤収させるようにと命じられて」
「げげっ。ジェイド、いつからそこに!」
「貴方も気づくのが遅いですねぇ。これだけの為に私は呼ばれて、ちょうど不満が堪ってるんですよ。
なので、たっぷりと痛めつけてあげますよ♪」
「ぎ、ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
「え、えー、ディスト抜きで進めていきたいと思います」
「でも、もう終わる・・・です」
「この登場で終わりそうだな、アリエッタは」
「そ、そんなの嫌・・・です」
「それは、管理人に言ってくれよ。俺の責任じゃない」
「ねえ。もう帰ってもいい?顔は出したんだから、良いでしょ?」
「私も閣下に頼まれている仕事に戻りたいので、失礼する」
「へ?あ、おい!・・・あいつら、勝手に帰っていくなよな・・・」
「ところで、ラルゴが出てない・・・です」
「ああ。あいつは、最初から出る気が無いんだとさ。俺も用事終わっちまったし、帰るかな」
「結局、管理人は何がやりたかったのか、アリエッタ、よく分かんない」
とりあえず、ここまで。
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