nervous

- トゲー -


「やっぱり、笑顔は大切よね!」

「トゲー!」

「でも相手を威嚇する必要もあるわ」

「クケー?」

「大丈夫よ、食って掛かりはしないから」

「ト、トゲー!」

「冗談だってば。そんなに焦らないで」

「クケクケ!」

「ちょっと緊張してるだけだよ、本当に気にしないで」

「ケー」

「あはは、ありがと。それじゃ、頑張るよ、私」


「ちゃんと見極めないとね、トゲーに相応しいお嫁さんかどうか!」


nervous

- ガイ -


「よ!今日が初出勤って聞いたから、様子を見に来たぞ」

「ガイ・・・」

「どうしたんだ?泣きそうな顔して」

「や、やっぱ無理!バイトしたくない!」

「そう言うなって。俺の知ってる所だし、皆、いい人ばっかだから」

「そりゃバイトしたいって、私言ったけど!やっぱ無理だよ!」

「何が無理なんだ?」

「だって、私が失敗したりして、ガイの信頼が落ちたらどうしよう!」

「いやいや、そんなことは無いから心配するなって」

「駄目!やっぱ駄目だ、知ってる人と繋がってる所でバイトなんて!」


「あー。とりあえず、落ち着け。な?」


nervous

- ロイド(ギアス) -


「あれ〜?どうしたの?顔が強張ってるけど」

「煩いわね。今アンタを見ると苛々するから、話しかけないで」

「酷い言い草だなぁ。一応、心配してあげてるのに」

「ロイドが人を心配するなんて、不気味すぎるわ」

「それで?何で緊張してるの?」

「・・・今日、付き合いで外食するの」

「ふうん。それで、何で緊張するわけ?」

「粗相の無いように、とのことなのよ」

「あはぁ。君、マナーなんて気にしないタイプだと思ってたよ」

「気にしないから、今回の外食は緊張するの!」


「それなら、行かなきゃいいのにね〜」


nervous

- 長門 -


「お、俺さ、人前に出るの、苦手なんだけど」

「そう」

「何で俺が人前で喋らなきゃなんねぇんだ」

「・・・・・・」

「あー、やだやだやだやだ。助けてくれ、長門!」

「不可能。これは貴方の成すべきこと」

「分かってるけどさ・・・発表、嫌だなぁ」

「原稿を丸暗記すればいい」

「頭が真っ白になるから、無理」

「原稿に顔を向けていればいい」

「そしたら、減点って言われたろ?」

「・・・成績を必要と感じないならば、逃げるのも手」

「逃げれたら、どんなにいいか・・・」


「それなら、発表をするしかない」


nervous

- やちる -


「うぅ・・・すっげー、緊張する」

「どうしたの?カチンコチンになって」

「だから、緊張するんだって!何で、俺ここにいるの?」

「あたしが呼んだから!」

「そうだけど、何でヒラ隊員の俺が隊長達と一緒に食事してんの!?」

「だーかーらー、あたしが呼んだからでしょ?」

「駄目だ。俺はもう駄目だ。胃がキリキリして耐えられねぇ」

「もっと気楽に生きた方が良いよ?」

「それができたら、どんだけ楽か・・・!」



「変なの。あたしと普通に喋れてるのに、一緒に食べれないなんて」





今んところ、それだけ。