※15歳未満の方、ご注意を。













 「よ、ルルーシュ」


そう片手を挙げて挨拶したのは、校内でも女タラシで有名なだった。


 「何の用だ、


自分の家の玄関に立つに向かって、ルルーシュは尋ねる。
は、笑って答えた。


 「ああ。今日は、お前に用があって来たわけじゃないんだ」

 「俺の妹でも無いだろうな」

 「ナナリーは、五年後を狙ってるから、心配ねえよ」

 「十分、心配する発言だ」


は美女であれば、誰にでも手を出す。
ルルーシュは、しつこい追っかけの女子を追い払うのを彼に協力してもらっていた。
なので、今更が家に遊びに来る事は不思議ではない。
だが、ルルーシュはと友人という関係ではなかった。


 「お前と将来を誓い合った女の子に会いに来たんだ」

 「・・・何の話をしてるんだ」


ルルーシュは、そのような言葉を漏らしそうな人物を思い浮かべる。
しかし、知らない振りをした。


 「知ってるぜ、俺は。シーツーていう女の子をな」


名前まで出されて、帰れとは言い難くなったルルーシュは、仕方なくを中に入れた。







ルルーシュの部屋に身を隠していたC.C.は、の姿を見ると彼を迎え入れた。


 「よく来たな、。ちょうど今、ピザが届いたんだ」

 「お、美味そう。もらって良いのか?」

 「ルルーシュの奢りだ、気にするな」

 「待て、C.C.。どうして、コイツがお前を知っている」


熱々のピザを一口くわえてから、彼女は答えた。


 「一度、お前の学校へ行っただろう。その時、声をかけられた」

 「美女が一人でいるのに、放っておけないだろ?」

 「ナンパしたのか、それで」


呆れてモノが言えなくなるのを耐えて、ルルーシュは確認をとった。


 「話が合ってな、私が此処に誘ったんだ」

 「ずりぃな、お前。こんな上玉を独り占めしやがって」


見つかってしまったものは、仕方がない。
ルルーシュは、にくれぐれもC.C.の事を他人に喋らぬよう約束させた。


できれば、ギアスの力を使って彼の記憶を消したい。
だが、ルルーシュはの性格からして、C.C.に二度と関わらないようする方が難しいと思えた。

綺麗だからといって、人妻にも手を出せる男だ。
C.C.に会うための条件とすれば、秘密は守るだろう。


 「ところで、ルルーシュ。本当にシーツーとは関係を持ってないのか?」

 「当たり前だ。少し事情があって、匿ってるだけだ」

 「なら、シーツーと出かけさせてくれ」

 「断る」

 「だったら、お前の部屋を貸せ」

 「何様のつもりだ、


彼が何をしたくて言っているのかは、分かっている。
ルルーシュは、やはり彼に力を使うかどうかを悩んだ。


 「前に、気持ちが良くなると言っていた事をするのか?」


二人の会話を聞いていたC.C.が間に入る。


 「ほら、シーツーもしたいって言ってるじゃねえか」

 「言ってないだろう」

 「何だか分からないが、してみたいぞ」


余計な口出しをしやがって。
ルルーシュは、心の中で毒を吐いた。
調子に乗ったは、彼女の胸を両手で掴んだ。


 「しゃーねえ、ルルーシュのいる前でヤるか」

 「んっ・・・何だ、急にお腹辺りがむず痒い」

 「すぐに気持ち良くなるさ」



C.C.の服を勝手に脱がすが、彼女は胸を揉まれている事に気をとられている。
公にされた、普段では見えない彼女の艶やかな肌にルルーシュは顔を背ける。

は、本気で人前でもする気だ。
せめて家の者が部屋に近寄らぬようしておこうと、ルルーシュは諦めて出ていった。









 「シーツーって、本当にイイ体してんな」


事を終わらせたを嫌々ルルーシュが見送っていた。
は爽やかな笑みで、ルルーシュにとって悪夢の始まりを告げる。




また、明日









-back stage-

管理:C.C.夢とは言えないけど、そう言い切る。
C.C.:無理だろう。
管理:いや、君一人相手に話を作るの、意外と難しくって。
C.C.:私だって普通に会話はできるぞ。
管理:ああ、うん。そういう事だけでなくてね?
C.C.:どういう事だ?
管理:・・・いいや、またチャレンジするって事で。


2006.11.13

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